症例報告:おしりから足が痛くて普通に歩くことができない

40歳代になると体を見直す機会になる。といつも当院で話しています。40代はぎっくり腰をはじめ、いくつもの健康問題を感じ始める年になるため、その頃に自分の生活上の問題や過去に受けた外傷などの影響を清算させるよいキッカケとなるでしょう。


今回の患者さんは比較的よくみかける問題を訴えてきました。


デスクワークが多い40代男性。少し前から、おしりに痛みがあったように思うが、さほど気にするほどではなかったようで、そのままにしていたとのこと。


久しぶりに運動を始めてみたところ、運動後はよかったが数日たってから徐々におしりから足の痛みを感じ始め・・・時間が経つにつれて痛みのために歩くことが困難になってしまった。


当院に来た頃には、椅子に座っている分にはさほど問題がないように見えるが、立ち上がって歩いてみると明らかに片足はびっこを引いて、顔をしかめ、痛そうな様子が伝わった。

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理学検査、整形外科的検査を踏まえ、カイロプラクティックの検査を行ってみたところ、この患者さんが訴える問題は 梨状筋症候群 ではないだろうか。と考えた。


1回目の施術を受けて職場に戻った彼は上司から「お。普通に歩いているじゃないか」と言われたとのこと。


そして、2回目の施術の際にも歩き方は随分改善している様子がみてとれた。

2回目の施術の際、足を動かした際の痛みもずいぶん軽減している様子で、痛みで顔をゆがめるようなことは一切なかった。



この患者さんは2回の施術を行なったが、経過が非常によく、すぐさま改善が表れた患者さんだった。

このようなケースはそう多くはないけれど、痛みが始まってから比較的早めに来院されたこと。


そして、40歳代前半だったことは、早期改善のカギの一つになったことでしょう。

もちろん、50歳以上だからといって改善しない問題ではないので、腰痛やおしりのいたみ、足のしびれなどが気になったなら、一度身体の検査・評価をさせてもらえればアドバイスもできるかもしれない。



この方は、病院での手術も提案されていたので、お互いにとってとてもよい結果を得られた。