月経に伴う偏頭痛

頭痛を感じる人たちは年々増加傾向にあるでしょう。

男性、女性共に種類は異なっていても、大きなくくりとして頭痛を訴える方は非常に多いです。

 

男性によくみられる頭痛の主な原因は血管に関連した問題を持っています。

一方で、女性で多くみられる頭痛は”偏頭痛”が最も多いでしょう。

 

今回は、カイロプラクティックの業界紙の一つ。ICAK-USAに偏頭痛をトピックに上げて紹介されていましたので、かいつまんで紹介していきます。

 

偏頭痛とは、一般的には”ストレス”が一番の原因とされています。

過度なストレスの後、開放された際に生じる頭痛を典型的な偏頭痛と言われています。が、偏頭痛というのはこれが原因ばかりとも言い切れません。

 

偏頭痛が一度生じると、一般的には光やにおいに過敏になり、ズキズキと拍動痛があったり、暗い場所を好んで行くことが多いです。蛍光灯の光などを見ると、頭痛がひどくなることが多いです。ですが、偏頭痛というのは人によって症状は多少異なっていることも多く、典型的な偏頭痛ばかりではありません。

 

 

今回紹介するのは、偏頭痛の中でも、ホルモンバランスに原因があるタイプの偏頭痛。特に女性に多くみられ、月経と関連して頭痛を感じるタイプ、いわゆるPMS(月経前症候群)と関連した偏頭痛の紹介と改善のための方法を紹介しましょう。

 

月経に大きく関わるホルモンは二つあります。

 

  • エストロゲン
  • プロゲステロン

 

エストロゲンは卵胞を育てるホルモンで、通常は月経から14日間出るホルモンです。

プロゲステロンは排卵に関わるホルモンで、通常は15日目から28日の間に出るホルモンです。

 

この二つは相反する影響を持っていますが、通常の月経周期28日の中で、14日ずつ出現し、切り替わっています。この二つのホルモンのバランスが偏頭痛にとても関わりが深いものになってきます。

 

月経サイクルが28日ではない場合。

もしエストロゲンが多く出ていると、月経周期は伸びる傾向にあります。30日や30日以上。

もし、プロゲステロンが多く出ていると、月経周期は短くなる傾向にあります。28日未満。

 

エストロゲンが多く分泌されている人は、月経周期が伸びるのに加えて、急激にプロゲステロンが出ていくことが多いですので、月経痛はひどくなりがちです。この時、月経前症候群や月経に伴う症状はひどくなることが多く、月経に伴う偏頭痛を感じやすい人はこの問題があるかもしれません。

 

エストロゲンは通常、14日間放出され、その後肝臓によって回収されます。

もし、肝臓の機能が下がっている場合(アルコールやタバコ、過剰な脂肪などの影響による)には、エストロゲンが正常に回収されず、エストロゲン:プロゲステロンのバランスが崩れる結果になります。その瞬間から偏頭痛が始まってしまいます。

 

 

エストロゲンの分泌過剰にする問題はそれ以外にも多々あります。

例えば、キセノエストロゲンというエストロゲン様の物質を摂取し続けている場合にも、慢性的な偏頭痛に悩むかもしれません。

 

キセノエストロゲンは、多くはポリカーボネート製品から摂取してしまうことがあります。例えば、プラスチック製品のマグカップやプレートなどで飲食をする場合、少量ずつ摂取してしまうリスクがあります。特に暖かいものや熱いものをのせて飲食する場合には注意が必要でしょう。

 

多くの場合には、コーヒーやスープをポリカーボネート樹脂製のマグカップに入れて飲んでしまうかもしれません。また、まな板をポリカーボネート樹脂製のものを使っている場合に、少量ずつ削って摂取している可能性もあります。

 

 

その他、ストレスによるホルモンバランスの崩れも考えられます。

私たちの身体には、ストレスホルモンが存在しています。ストレスホルモンはコルチゾールと呼ばれていますが、このコルチゾールは様々なストレスに反応して分泌されています。例えば、痛みや慢性痛、環境の変化や対人関係におけるストレス。あらゆるストレスを過剰に受けた場合にコルチゾールは”過剰分泌”してしまうことがあります。

 

また、コルチゾールが大量に分泌された状態が続くと、下腹部が太りやすくなってしまうという現象も起こってきます。コルチゾールは過剰に分泌されていると、プロゲステロンの分泌を妨げる効果があります。さらに、肝臓の解毒の働きを妨げてしまい、エストロゲンの回収を阻害し、プロゲステロンの分泌を抑制します。結果的に、エストロゲンは過剰。プロゲステロンは過少。という反応をしめしてしまいます。

 

コルチゾールを減少させるには、イコールストレスを減らそうということを表しています。

コルチゾールの分泌過剰は、種々のストレスを過剰に受けている状態ですから、ストレスの原因を探し出し、それらを減らすことが一番効率がよいことですが、時に、運動やリラックスする時間を作ったり、食事をきちんとしたりすることで改善することも多々あります。

 

また、栄養面では必ずしもではないですが、以下の栄養素を摂取することを心がけることで改善することがあります

 

  • マグネシウム
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • 葉酸

 

若槻カイロプラクティックでは、偏頭痛の問題に対しても改善するために取り組んでいます。

偏頭痛の原因や生活上の問題を見つける。様々な改善方法を提案していきます。

 

偏頭痛にお困りなら、一度相談してみてください。メールでの問い合わせにはいつでも無料でお答えいたします。