Medial News Today 3/22づけで面白い話題が載っていました。
Shielding Babies From Certain Foods And Dust Mites May Prevent Asthma-食べ物やダニから赤ちゃんを守ることで喘息を予防できるでしょう-
という記事です。
アレルギーに関する話はまだまだ確かな見解がありませんが、いくつかのアレルギーに関する食事や環境などの話はみかけることがあります。
この記事の中心となっている研究は革新的な研究として紹介されています。Hasan Arshad教授がThe Journal Thoraxに発表したものです。内容はというと、生まれてから12か月の間、種々のアレルゲンからの接触を防ぐことで、18歳までの間、喘息の発症リスクが低減するというものです。
この研究は被験者数が少ないということで、まだまだ確実な話ではありませんが、教授の発表によると
He notes that this study was small, however, it is significant because the result was over a 50 percent drop in the risk factor for asthma when control of a child's environment was introduced.
この研究は小さいものですが、環境コントロール群においては50%以上で喘息の発症リスクが低減する重要な結果となりました。
と述べています。
実際にどのように環境をコントロールされていたかと言いますと、赤ちゃんがダニの接触を防ぐために布団のビニールカバー等で布団で寝ている際に皮膚の接触を避ける。適切な食物を摂取させるということでした。適切な食物には以下のものが含まれていると述べています。
- 大豆
- 魚やナッツ
- 卵
- 乳製品
母乳を与えている期間においては、母親が上記の食物を”適切に”摂取していることも重要になると述べています。
※記事中では適切な食物を摂るように書いてありますが、おそらく、上記の食品は一般的なアレルゲンとなる食物ですが、農薬や人工飼料を用いておらず、自然な環境で育てられた食品を摂取することを推奨していると思います。
また、イギリスの The National Health Service (NHS)では、おおよそ100人に5人の割合で喘息を持っていると発表しており、喘息患者は増加傾向との見通しです。さらに、5人に1人の割合で花粉症を持っている人が喘息を発症してしまうという興味深い内容も述べてあります。
すべての種類のアレルギーを有している人は、将来にわたって他のアレルギーを発症するリスクを有しています。花粉症だけ、ということは些細なことではなく、将来にわたって重要なものとなるかもしれません。